秋のエギング完全解説|初心者でもわかるアオリイカ攻略法
エギングは近年人気が高まっているルアーフィッシングのひとつで、その中でも秋のエギングは特に初心者におすすめのシーズンです。春に産卵され孵化した「新子」のアオリイカが成長し、岸からでも手軽に狙えるようになるため、数釣りを楽しみやすい時期となります。秋のアオリイカは食べても絶品です。甘くてやわらかくて最高に美味です。まだ秋のアオリイカ釣りをしたことがない方は是非やってみてください!絶対にドはまりしますよ。
本記事では、秋エギングの魅力からタックル選び、エギの使い分け、釣果を伸ばすコツまでを徹底的に解説します。
秋エギングの魅力
秋は水温が安定し、アオリイカが積極的にエサを追うため、初心者でも釣果を出しやすいのが特徴です。サイズは200g〜500gほどと小ぶりですが、群れで行動しているため数釣りが可能な釣りになります。短時間の釣行でも複数杯を狙えるのが秋エギング最大の魅力です。私自身も秋のエギングに魅了されてしまいました。春のシーズンに初めてエギングしたのですが何時間、何日しゃくり続けても全く釣れなくて心が折れそうになりました。そのままシーズンが終わり秋になったので秋のシーズンで新子釣りをしてみました。すると驚くほど簡単にアオリイカが釣れたのです。そこからドはまりしてしまい毎年このシーズンを楽しみにしています。皆さんにも味わってほしいと思い今回題材にしました。
さらに、秋は堤防や漁港など身近なポイントからでも十分に狙えるため、遠征や磯歩きをしなくてもアオリイカの引きを楽しめます。釣り初心者が「まず最初にイカを釣ってみたい」と思ったときに、秋エギングほど適したシーズンはありません。
秋エギングの時期と狙い方
秋エギングのベストシーズンは9月〜11月。初秋は小型が中心ですが数が多く、晩秋になるにつれてサイズが大きくなってきます。以下のようにシーズンごとの狙い方を変えていくとシーズンを通して色々な楽しみ方ができます。
- 9月:新子中心。エギサイズは小さめが有効。とにかく数釣りを楽しむ時期。
- 10月:サイズと数のバランスが取れた時期。2.5号〜3号をメインに使用。
- 11月:数は減るが、キロアップも混じる可能性。サイズ狙いなら3号中心。
狙う時間帯は朝夕のマズメが定番ですが、日中でも潮通しの良い場所やたまり場では十分に釣果が期待できます。夜釣りの場合は常夜灯周りがベストポイント。ベイトが集まりやすく、アオリイカも活発に回遊してきます。
おすすめのエギサイズとカラー
秋のアオリイカはまだ小型なので、2号〜2.5号のエギがメインとなります。3号は大きすぎることもあるため、秋はやや控えめのサイズを選ぶのがコツです。ただし、晩秋にはサイズが大きくなるため、状況によっては3号を試すのも有効です。
カラーは以下の使い分けがおすすめです。
- ピンク系・オレンジ系:アピール力が強く、活性が高いときに有効。マズ目の時間帯で使用するのが最適です。
- ブルー系・グリーン系:ナチュラルカラーで、スレたイカに効きやすい。日中や海が澄んでいるときに有効です。イカさんの視認性が高い時には本物のベイトに見えるカラーで勝負しましょう。
- 夜光・ケイムラ:夜や曇りなどなど光量が少ない時間帯や濁り潮で効果的です。
おすすめのエギはこちらから参考にしてみてください!
初心者はまず定番のピンクやオレンジから始め、反応が悪ければブルー系やナチュラルカラーに切り替えていくと効率よく釣果を伸ばせると思います。
ポイント選びのコツ
秋は堤防や漁港など比較的身近なポイントで狙えます。特に小魚や甲殻類が集まりやすい場所になるたまり場や潮の流れが遅いところ、流れ込みになるところが良く釣れるポイントになります。
- 常夜灯のある漁港:ベイトが溜まりやすく、夜釣りに最適。見えイカも多いのでイカを発見したらすかさず狙いましょう。たまに釣れます。
- 磯場:アオリイカは藻や岩などの障害物の周りに多くいます。磯場はそんな障害物が多く存在するのでよく釣れるポイントになります。ただ、磯場は危険なので安全装備を整えて挑みましょう。
また、防波堤の角やテトラ周りは潮の流れが複雑になり、ベイトが溜まりやすいポイントです。安全に注意しつつ狙ってみましょう。
秋エギングのタックル
初心者でも扱いやすいタックルを選ぶことが釣果アップの近道です。エギング専用ロッドでなくても代用は可能ですが、やはり専用タックルのほうが操作性や感度で有利になります。
- ロッド:7ft〜8ft前半のエギングロッド。軽量で感度の良いモデルがおすすめ。ティップの繊細さとバットのパワーが重要。
- リール:2000〜2500番のスピニングリール。ハイギアタイプは手返しが良く、広範囲を探るのに向いている。
- ライン:PE0.6〜0.8号。リーダーはフロロ2〜2.5号を1.5m程度。根ズレに強く安心。
特にライン選びは重要で、太すぎると飛距離が落ちたり見切られる確率も上がります、細すぎると大型に切られるリスクが高まります。PE0.6〜0.8号がバランスの良い選択です。
エギングリールの詳しい説明はこちらにも詳しい説明が書いてあるので読んでみてください。
エギングロッドの詳しい説明はこちらにも詳しい説明が書いてあるので読んでみてください。
釣果を伸ばすテクニック
ただシャクるだけでは数を伸ばせません。秋のエギングではフォールを意識することが重要です。アオリイカは落ちてくるエギにアタックする習性があるため、フォールの間をしっかり取ることが釣果につながります。
また、シャクリは大きく強くしたり、小刻みにアクションを与えるなど色々な誘い方でイカを誘惑していきましょう!サイトフィッシングができる状況では、イカの動きを観察して誘いを変えるとさらに効果的です!
加えて、カラーローテーションやエギのサイズ変更も有効な手段です。同じカラーばかり使っているとスレやすいため、その日の天候や時間帯に合わせてエギを選ぶことで釣果を安定させることができます。
初心者がやりがちな失敗例
- シャクリすぎてエギが不自然に動いてしまう。
- フォールを取らずにすぐに回収してしまう。
- 潮の流れを考えずにキャストしている。
- 同じ場所で長時間粘りすぎる。
特にフォールを意識しないと釣果は激減します。初心者こそ「待つ勇気」を持つことが重要です。
まとめ
秋のエギングは初心者にとって最高の入門シーズンです。小型主体ながら数釣りが楽しめ、アオリイカ独特の引きも堪能できます。本記事で紹介した時期・ポイント・エギの選び方・テクニックを意識すれば、釣果は必ず伸びていくはずです。
特に「フォールを意識する」「状況に応じたエギを選ぶ」「安全に気を配る」この3つを押さえれば、秋のエギングはさらに楽しくなります。ぜひこの秋はエギングに挑戦し、アオリイカ釣りの魅力を存分に味わってみてください。


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